ぐらんぎにょーる

だれかの役に立てたらいいな

出産記録③誘発分娩チャレンジその2

 

誘発分娩2日目

 

翌朝6:00に「シャワーに入れますよ〜」と起こされ、分娩室で汗だくだった身体がさっぱりしました。

部屋に帰ると子宮口あたりに激痛が走るようになりました。痛すぎる……!!!

朝食もほどほどに、子宮内部をこじ開けようとされる感覚で悲鳴でした。ナースコールを押しても「8:30くらいに診察あるからそれまで我慢」と言われ絶望。だって今7:45じゃん……痛いとしか言えないし、むしろ叫んだし、痛すぎて涙は勝手に流れてくるし、なんだこれ拷問か……?

ギャーギャー泣き喚いていたら8:15くらいに「先生来たよ!」と助産師さんがすっとんできてくれて「もう!泣かない!」と叱咤激励されながら処置室へ。

 

診察台にあがり、ラミナリアを取る処置をされました。この頃にはもう内診が怖くて怖くて過呼吸になり気味だったので、夜間で担当してくれた助産師さんと日勤で担当してくれることになった助産師さん2人に励まされ手を握られ「息吐いて〜〜〜」と、産むわけでもないのにVIP対応してもらいました←

13本全て抜き、医師のグリグリ…「うん、6cm!」とのこと。昨日2cmだったから痛みを我慢した甲斐があった(涙)

 

「今日お誕生日になるよ!がんばろう!」と夜勤担当の助産師さんに言われました(たぶん、これそうじゃなかったときのリスクありすぎて禁句だったんだと思うんですが、わたしがあまりにも痛がるから優しさで言ってくれたんだろうと)

 

そして促進剤投与がスタートしました。

わたしの場合、オキシトシン(アトニン)を少しずつ点滴で投与していくというもの。

オキシトシンは子宮を収縮させる働きがあり陣痛につなげるそうです。錠剤を飲むパターンもあるようですが、わたしはモニターで様子を見ながら30分毎に12単位ずつ(表現あってる?)量を増やしていきました。

 

一晩5分間隔の陣痛に耐えていたので、はじめは全然耐えられました。キタキタキタ!となると息をふーーと吐いて逃しました。

投与量が増えていくと次第に腰骨を剥がされているような痛みが襲ってきます。そのたびに「痛い〜」と漏らすようになりました。

昼食が出されても食べる気にはなれず…フルーツのブドウを3つかじり、持ち込んだグミを2つ食べました。しかしその後全部吐きました。

お産が進むと吐き気を催すことが多いようで良い傾向だったらしいです。

 

何度か医師がきて内診をします。毎度「うーん6cm」といって去っていきます。全然お産が進みません。胎児が骨盤の方に降りて来れば一気に進むこともあるようですが、その気配もなく。

内診をされるたびにそれが刺激となり1-2分間隔の陣痛になります。もうこの頃から波が来るたび柵にしがみつくしかありませんでした。腰が痛くて痛くて助産師さんも一生懸命マッサージしてくれますが、マシになる程度で「これを一体いつまで続ければ終わるんだ…」と時計と睨めっこしていました。

 

吐くし、痛いし、暑いし。

もう何も出ないのにひたすら胆汁を吐き続け、口の中めちゃくちゃ苦かったです(涙)

 

15時に内診をされ、やはり子宮口6cmから動きませんでした。あんなに痛かったのに。

「明日またチャレンジしましょう。様子次第では人工破膜(人工的に破水させること)をしましょう」と。医師は去っていきました。

中止されてもわたしの血中にはまだオキシトシンが残っているため、進まないお産のためにしばらく陣痛を耐えねばなりません。

 

悔しくて悔しくて悲しくて「中止」の一言で済まされるのもなんだか悲しくて涙はボロボロ。いっぱい泣きました。今も思い出して泣きそう。

 

その後も夕方まで助産師さんが付き添ってくれて腰のマッサージをしてくれました。18時頃には促進剤が切れてだいぶ穏やかになったと思います。

 

部屋移動し、陣痛室と呼ばれる3人部屋に移動しました。そうしたら同じ部屋の1人のいびきがひどすぎて(妊婦だし陣痛きているはずなのによく仰向けで寝られるななんて思いました)夜中に部屋を移動させてもらいました。こちとら体力がもう無いじゃ…寝られる時に寝かしておくれ…

 

そして分娩チャレンジ3日目の朝を迎えます。

 

④へ続きます。