ぐらんぎにょーる

だれかの役に立てたらいいな

不妊治療⑧こぼれ話

 

さて、不妊治療についての記事は今回がラストです。

今回は書き忘れた、どこの記事にも属さない、あるいは敢えて書かなかったことを書こうと思います。

オブラートには包みません。不快な気持ちになる可能性があります。ご容赦くださいませ。

 

不妊治療専門クリニックのメとデ

 

①と②で書いたように、わたしは婦人科から不妊治療専門のクリニックに通うようになりました。通ってみて感じたメリット・デメリットを記します。

 

メリット

不妊治療専門

・パッと見で分かる妊婦さんがいない

・子連れはいない

・詳しい話をじっくり聞くことができる

 

なんと言っても!待合室に妊婦さんやお子さんの付き添いがいないことで心は穏やかに待つことができます。「ここにいるみんな、同じような悩みを抱えているんだな…同志よ…」と何故か親しみも感じました(笑)

通っていた婦人科は相談しようもんなら取り囲まれて別室に連れていかれるという、非常に不愉快な経験をしたので、クリニックのスタッフに不安や心配をぶつけられたのはよかったです。医師は1人なのでどうしても医師に対しては時間が限られるのですが、その分看護師と1対1で話をできるようになっていました。

 

デメリット

・長時間待つ

・流れ作業感

・同じことを何度も説明する必要が生じる

 

婦人科に対し、不妊治療専門クリニックは軒数が少ないです。人が集中しやすいのでどうしても混みます。そして治療の進行によっては急遽「明日注射」などと飛び入りで明日の予約にねじ込むことが起きます。つまり本来の予約枠を越えて予約が入るので大抵は予約時間に診察は始まりません。受付してから会計まで3時間なんてザラにありました。

そんな感じで患者さんがたくさんいるので、どうしても流れ作業感があります。わたしは気にしていないですが、精神的にもたれかかりたい人は嫌かもしれません。そして、カルテを介してしても、同じ看護師でも何度も説明する必要が生じることがあります。わたしは毎回横になって採血したい・薬アレルギーがあるを伝えていました。自己防衛ですね。しょうがないかなと思いました。

 

不妊中の心境(チラ裏)

 

ここからめちゃくちゃひどく汚い人間の本音です。嫌だったら飛ばしてね。

 

年齢が年齢なので周囲が結婚し、続々と妊娠報告をしています。全然おめでたいと思わなかったし妬ましかったです。おめでとう、とは言うけど。一応。芸能人のおめでたですら???って思っていました。一番やさぐれていたときには流れてしまえとも念じていました。

治療中も耳にするおめでた報告。はーセックスしただけでできたのかな、検査薬見て何度泣いたのかな、タダでできるっていいよな、なんてしょっちゅうでしたよ。

「妊活はじめて3ヶ月経ったんだけどダメなんだよねぇ…落ち込むよねぇ…」は?こちとら年単位じゃヴォケ。

「子どもまだ?かわいいから作りなよ」なんてうるせぇわ。いいよなセックスするだけでできる人はよ。なんて。

 

そして私情と切り離して祝えない自分がとてつもなく嫌でした。

 

誰が悪いわけではない、誰も責められない、頑張っているけど報われない、女として機能をなしていないことをまざまざを突きつけられる、そして未来は見えない。

 

地獄でした。現実逃避するしかなかったです。

 

だからね、結婚してしばらく経つのに子どもがいない夫婦に対して「子どもは?」なんて聞いちゃダメですよ。聞くなら全部受け止めなさいね。

 

発散方法

 

わたしを救ってくれたのは、遊ぶことと一人旅でした。

 

よく遊ぶ友人たちには「治療中なんだ」とさっくり話していて、愚痴らせてもらって発散させてもらっていました。ちょうど同じ時に音ゲーを始めてそれに注力することで現実逃避をしていました。友人たちを家に招いて麻雀やボドゲでワイワイもしました。

 

2020年、夏前に緊急事態宣言が解除されGo Toが再開した一瞬の隙に北海道一人旅も行きました。

西野神社という子宝のパワースポットにも行きました。

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お参りをしてお守りも買いましたよ。「わたし、こうまでして神様に縋ってまで祈らないと子ども授かれないのか……」とネガティヴが炸裂しまして、お参りしながら泣いてました。切なかった。自分の行動が、自分の不妊に太鼓判を押してしまっていたんですよね。札幌に戻って友だちに慰めてもらいました←

 

友だちと遊ぶことや一人旅に出かけることに対して快く送り出してくれていた夫にも感謝ですね。

夫は不妊治療に対してちゃんと当事者意識をもってくれ、わたしの吐露を受け止めてくれていました。

 

ブラックしょんちゃんが抜けてくれなくてトゲトゲしい文章しか書けない(苦笑)

 

服薬中の身体の変化

 

さて、ホルモン剤を長期に渡って服薬していたので身体に変化が起きました。わたしの場合です。

・ニキビが増えた

・集中力がなくなった

・乳輪の色が濃くなった

・イライラするようになった

超死活問題ですよ!もう!!!

なんの死活やねん。

ほぼニキビがなく生きてきたのに、治療を始めてからおでこの頬にニキビが大量にできました(涙)つるつるだったのになぁ。

集中力もなくなりました。高温期にあたる時期が多かったからかなぁ。音ゲーが苦しかったです。

乳輪は若い頃割と綺麗な方だと自負していたのですが、黄体ホルモン飲むとしょうがないね…………泣いてないです。

 

自己注射をしていたときは卵胞ホルモンの影響で爆乳になりました✌︎('ω')✌︎生理きたら萎みました。泣いてないです。

 

やはり身体のサイクルとは異なることをしていたので常に体調不良でした。2020年体調よかったの北海道旅行あたりだけじゃない…?

イライラも頻繁に起きていて、友人たちにも強く当たってしまったときもあるかもしれない…ごめんなさい。

よく音ゲーやっていたなと思うほどぶっちゃけしんどかったです。それでもやっていたのバカでしょ(笑)

 

おわりに

 

こぼれ話ばかりなのでまとまりが無い感じになってしまいました。メンタル的に全然余裕がなかったことは伝わったでしょうか!?!?

 

Twitterにも書きましたが、生きている上で似たような状況に直面したときに、そういえばあいつこんなこと書いていたなってかすかに思い出してくれれば幸いです。

 

Twitterのdmは解放しているので、質問等あればわたしが分かる範囲でお答えします。

 

不妊で悩んでいる人たちがみんな幸せになれますように。