ぐらんぎにょーる

だれかの役に立てたらいいな

不妊治療⑥体外受精(移植期)

 

ついに移植期に突入します!!!

 

移植期の流れ

 

前周期

移植準備期(生理1日目〜)

移植(生理19日目)

判定日(生理33日目)

 

このような流れで1周期を過ごします。

 

前周期

 

採卵後生理が始まると前周期となります。

看護師と移植についてのスケジュール確認をします。次の生理日を予め設定して、その日からの服薬スケジュールを伝えられます。

この1ヶ月前半は子宮を休めます。特に何もしません。

そして後半、確実に生理を起こすためにマーベロンというピルを5日間服薬します。とてもとてもとても気持ち悪くなるので就寝前に飲むのですが、それでも翌日午前中いっぱい気持ち悪かったです。マーベロン飲みきり5日後で生理がきます。(わたしは3日できたので「どれだけポンコツな身体だよ…」と謎に落ち込んでいました。それでも飲みきり6日目を生理1日目としてカウントし、スケジュール通り遂行します。

 

移植準備期

 

生理がきました。と同時にホルモン剤投与が始まります。薬は2種類。

 

エストラーナテープ

・ぺントキシフィリン

 

エストラーナテープは、サロンパスのような形状大きさのテープです。これは経皮型の卵胞ホルモン剤です。下腹部・臀部・太腿に貼ります。どこのクリニックも移植期の卵巣ホルモン剤はテープ型を使っているように感じました。わたしは1日おきに3枚ずつ貼り替えました。貼付は判定日まで続きます。

 

ペントキシフィリンは血液の循環を良くし、子宮内膜に対して着床を促す錠剤です。1日1錠飲みました。

 

9日目・13日目にラニンデポーという卵胞ホルモン注射を打ちました。これも筋肉注射なのでお尻に刺します。油性の薬液なので打った後ベタベタします。わたしは合わなかったようで発赤、蒙古斑のように痕が残ってしまいました…(涙)

 

15日目から薬が変わります。3種類です。

 

エストラーナテープ

・ルテウム膣坐薬

・ルトラール

 

ルテウム膣坐薬ボラギノールのような形状の坐薬です。これを自分の指で膣から入れます(涙)膣に指入れるの恐怖すぎて毎回毎回HPをすり減らしていました……

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入れるときの姿勢は王子様が跪くポーズといえばわかりやすいかな…自分の楽なポーズでどうぞ。薬の先端が尖っていて、服薬を繰り返すと膣が傷つき出血しやすいので挿れる前に指でくるくる触りながら溶かし丸みを作っていました。体温で溶けるので冷蔵保存です。この薬は体温でドロドロに溶けます。そのため膣から流れ出てくることがあり、ナプキンの使用を勧められます。しかしこの薬油性でして、ナプキンのテープをドロドロに溶かすんですよ。パンツがベッタベタになって毎回毎回手洗い必須になります。他の経験者の人は布ナプキンを使用している人もいます。わたしはベトベトになったパンツをルテウム膣坐薬専用パンツにしました……

ちなみにこの坐薬、1錠500円します!!!しかも妊娠成立後8週前後まで使います!!!たっけーーー!!!破産!!!

1日朝と夜の2回挿します。2箱で人工授精の値段を悠々を越していきます。トホホ。

 

ルトラールは黄体ホルモン剤です。人工授精後に服薬していたデュファストンよりも強いと聞きました。男性ホルモンに似た作用もあるので妊娠初期以降の服薬は注意が必要だそうです。1日3回服用。これも妊娠成立後8週前後まで服薬します。こちらは単価が良心的。

 

SEET法について

 

胚移植の補助として16日目にSEET法を実施しました。

SEET法とは、本来ならば卵管で受精した胚は細胞分裂を繰り返しながら子宮に向かっていきます。その際に「着床準備して〜!」とシグナルを送り、胚の受け入れ体勢を整えるようです。体外受精でもこのシグナルを出せるよう、移植の3日前に胚の培養液を溶解し、それを子宮に流します。そうすることによりシグナルを出せるようになるとのことです。

施術は通常の内診台で行われ、一瞬で終わりました。

 

移植当日

 

当日は12:00に集合でした。採卵時と同じラウンジに通され、同じく使い捨てのディスポのスカートに履き替えます。

 

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SEET法を行った際に医師から受精卵の様子を教えてもらいました。それぞれグレードというものがあり、数字は分裂段階・英語は胎盤になる部分と人になる部分のグレードを示しています。詳しくは割愛しますね。

4ABが2つ、3BBが1つだったので4ABの②を移植することになりました。👉が指す丸い部分は将来人になる部分だそうです…!すご!

 

さて、②は無事凍結から融解されたそうです。手術室に呼ばれます。採卵の痛みがトラウマすぎてとってもドキドキしていました。

医師が来て内診台ウイーンからの両脚ガバッとします。そして頭上にあるモニターに現在融解された②の胚が映し出されます。すぐ近くに名前も書いてあり、本人であるか何度か確認しました。

 

そして細いチューブでその細胞を吸い取り、子宮内に戻していきます。様子はエコーで見られます。分かりやすくエコーで見られるように空気も吸い取ったことで、静置したところが白く光ります✧

「入りましたよ〜」と抜いたチューブに胚が残っていないことを確認され終了です。全然痛くなかった!5分そのまま安静します。

終了後10分ベッドで安静した後、プロゲストンデポーという黄体ホルモンの注射をお尻に打ちます。痛い(涙)

 

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帰りに移植した胚の写真をもらえました。まだ人の形をしていないし、着床もしていないけどこの子がお腹にいる…!と思うと嬉しくてえんえん泣いていました。

 

27日目と33日目もプロゲストンデポーを打ちます。服薬はずっと続きます。

 

お腹に胚はいるけれど、変に意識することなくいつも通りの生活を心がけました。ゲーセンも行っていました。もしも…のために最後のお酒と半生のお肉を食べました♡

 

33日目に運命の判定日です…!

わたしはフライング判定しちゃったんですけどねてへ。

 

不妊治療⑦に続く?