①で書き忘れていました。
今回の検査にも関連することなので書いておきます。
定期的に不正出血を起こすので定期的に婦人科に行っていたのですが、そのときに「妊娠希望しているのですが…」と相談してみたところ、「体温測ってきて。話はそれからだ」と体温表を渡されてただけで何の検査もしてもらえませんでした。えぇ世の中にはブライダルチェックなるものがあるのに、ここでは何もしてもらえないの?後々に知ったのですがそこの婦人科はピルを処方することに必死でその回転率で利益を出したい、だから不妊系の相談は時間がかかるため後回しにされるそうでした。どこの婦人科か知りたかったらこっそりdmください。
ちなみに基礎体温はガタガタでした。それはホルモンの影響でガタガタなのか、仕事がシフト制のため起床時間がバラバラの影響なのか、寝相が悪いため体温をガサゴソ探すためにちょっと動いてしまうからなのか原因はわかりませんでした。
夫の不妊検査
前回の続きです。
夫はネットで男性不妊専門の泌尿器科を見つけ、予約を取り検査に行きました。ちなみに男性不妊専門のクリニックは数が少なくなかなか予約は取れない状況でした。2ヶ月くらい待ったのかな?
検査内容はいたって簡単です。
病院内にある個室に入って、その中で精液を専用の容器に集め、それを提出するだけ。あとは問診視診触診。
個室の中にはテレビとビデオがあるそうです。
ビデオはいろんなフェチに刺さるようにジャンルは多様だったようで(笑)
あとは採血。基本的事項と感染症調べでした。
提出後2時間程度待ち、医師から検査結果を告げられます。
拡大された精子を共に見ながら運動率、量、形等を診ます。
結果、夫の精子には異常は見られず全て基準内でした。ただ、視診触診の結果、精索に軽度な異常があり、今後不妊治療を進めていく上で行き詰まった場合それを手術することで妊娠率はあがるだろうと告げられたそうです。今の段階ではそれが直接的な原因とは断定はできず。精子の質をあげるためのサプリメントを処方されて帰ってきました。
夫はほっとして帰ってきました。
採血では「中性脂肪高いですね〜(笑)」と不妊は関係のないことで煽られたそうです。m9
わたしのクリニック探し
となると、やはり原因はわたしにあるということになります。
そこの医師から提携しているART系のクリニックを紹介され、どこに通うか考えました。
当時のわたしは「とりあえず不妊検査だけできたらな〜いきなり人工授精とか体外受精とか難しいし、そこまでじゃないでしょ〜もしそうなったらそうなったとき考えればいいや〜」なんて超呑気でした。
各クリニックのHPを見比べ、わたしはドアtoドア1時間のクリニックを選択しました。
あの時のわたしに言ってあげたい。
なるべく近いところ、せめて30分で着くところにしろと……つわりのときに大変な目に遭うぞ……と(笑)
クリニック選びの時は絶対家から近いところを探すことをおすすめします!強く!!!!!
わたしの不妊検査
わたしの方のクリニックもなかなか予約が取れず、2週間は待ちました。仕事が休みの土曜日なんて全然予約枠はなく、平日に時間休をもらって行きました。
わたしの検査項目は以下の通りです。
・低温期ホルモン値測定(採血)
・高温期ホルモン値測定(採血)
・抗ミューラー管ホルモンAMH測定(採血)
・クラミジア検査
・卵管造影検査(レントゲン)
・内診
生理中の低温期には卵胞ホルモン、排卵後の高温期には黄体ホルモンの値を調べます。保険対象。
それぞれの期間に出向きます。これだけで2回の通院。
抗ミューラー管ホルモンとは、卵巣内にどれだけの卵が残っているのか卵巣の予備機能を調べます。年齢相応の値が大まかに決まっていて、値が多すぎても少なすぎても不妊の原因になります。保険対象外。保険適用の診察や採血と同時には行えないのでこれだけで1回の通院。
クラミジア検査は、クラミジアに罹患していないか子宮頚がん検診のように綿棒みたいなものでグリグリされます。保険対象。わたしは初診の時に内診と共にやってもらえました。
卵管造影検査は、卵巣から飛び出してきた卵子が卵管を通って子宮に向かうのに、その卵管が詰まっていないか造影剤を流し、その様子をレントゲンとして映し出す検査です。
内診台にあがり、細いカテーテルを子宮口の奥まで挿入されます。そしてそのカテーテルをブッ刺したままレントゲン室まで歩く……レントゲン台に上がったら横になって造影剤を注入されます。その様子をリアルタイムで見ます。超絶痛かった。カテーテルが、今まで何の侵入も許していなかった子宮口の奥まで入れられていて違和感と痛みで気を失いそうでした。
保険対象(だった気がする)。卵管造影は行える期間が決まっていて生理後7-9日目だったと思います。病院によって違うのかもしれません。なので生理がきたらすぐ電話予約をしました。これだけで1回通院。予約取れないとまた来月予約挑戦してみてね〜ってさらっと言われて、💢になりました。
内診は婦人科検診と同様で、子宮の異変がないか等エコーで調べます。保険対象。わたしは初診でしてもらえました。
※わたしが受けた検査は以上ですが、症状や年齢によっては他の検査もあるようです。
検査結果
結果から話すと多嚢胞性卵巣症候群でした。
卵胞・黄体ホルモンどちらも基準内なのですが、卵胞ホルモンの方が圧倒的に少なく、AMHの数値も高めでした。
医師の例えによると、間引きされなかった葡萄とのこと(笑)
無排卵か、あるいは排卵しても卵胞を育てる卵胞ホルモンが少ない影響で未成熟な卵子が排卵されている可能性が高いようでした。
症候群は風邪症候群のように状態を表す言葉なので、「病気だ」とは思わなくてもいい、そういう傾向にあると思っていて大丈夫と励ましてもらいました。
卵管造影検査はクリア。クラミジアも大丈夫でした。
ちなみにクラミジア検査をパスしないと卵管造影ができないので、クラミジア罹患者はまず抗生剤で治療のち造影になります。造影検査の結果詰まっている場合、内視鏡手術で卵管を広げるそうです。
原因が判明して、自分に原因があることにちょっと悲しかったですが、でもはっきりしたし治療方針も定まったので前を進めた感があってよかったです。検査してよかった!
その後の治療方針
ホルモン値は服薬や注射で補えるとのことで、「どうする?タイミング法からやります?」と聞かれたのですが、不妊治療①の後半で述べた通りタイミングが作業になってしまい苦しかったので「初回から人工授精」でお願いしました。
夫も同意見でした。より確率が上がるのであればそっちがいいとのことです。
早めの検査を勧める理由
①で「なるべく早く検査を受けた方がいい」と述べましたが、その理由が少しは伝わりましたでしょうか。
まず予約が取れない。少子化って何やねんと思うほどに不妊に悩む方はたくさんいました。
次に女性の不妊検査は時期が分かれていて一気にできない。わたしは予定を詰めたので3ヶ月以内に終わりましたが、仕事の都合がつかない方は半年以上かかってしまうのではないでしょうか。
そして、見えないものに対してずっとモヤモヤするよりも検査で数値として見てすっきりした方が精神衛生上良いとわたしは思います。
早めに行こうね……歳は取るわよ……
次の不妊治療③の記事では人工授精について記していきたいと思います。
不妊治療③に続く。