ぐらんぎにょーる

だれかの役に立てたらいいな

不妊治療③必要なものと人工授精

 

治療を進めるにあたり必要なもの

 

さて、今回から治療の話をするのですが、その中でわたしが必要だと思ったもの・ことをご紹介します。

 

・お金

・職場の理解

・心の余裕

 

以上3点は必須だと思います。

 

まずはお金

わたしが通っていたクリニックでは、人工授精は前後の投薬は保険適用、人工授精自体は保険適用外で1周期あたり3万円程度かかりました。

後々記事にする体外受精においては、すべて保険適用外です。採卵方法や採卵個数、新鮮胚or凍結胚か、など治療方針によって異なりますが概ね50-70万円かかります。

自治体によっては不妊治療を行った際に15-30万円程度助成金をもらえることがあります。ただし、行政の仕事なので振り込まれるまでめちゃくちゃ時間がかかります。ちなみに申請してから3ヶ月以上経ちますがまだ振り込まれていません。

家計と相談して、何回までだったら治療できるな…と一つの目安にしてもらえるといいのかなと思います。

 

次に職場の理解です。

基本的に不妊治療は「○月○日の○時に来てください」と指定されます。空いているときにふらっと立ち寄るということはできません。なおかつ予約を取らねばならないので、なかなか思い通りの日にちに通うことが難しいこともあります。

どうしても難しい時期があるときには中容量ピル等で生理期間をずらすことはできますが、そのピルの副作用は結構しんどいのでわたしはおすすめしません…。

わたしの職場はシフト制だったので、自分が時間休をもらう場合誰かにその時間帯を請け負ってもらわねばなりませんでした。そのため会議で自分の状況を話し、理解をもらう必要がありました。幸いにも「前の職場にも治療している人いたよ!日にち指定厳しいよね〜」と事情を知っている同僚が多かったので理解は得られやすかったです。勤務中に仕事を倍がんばる!スタンスで補填していました。

 

最後に心の余裕です。

これは本当に大切です。治療の結果が表れるのは早くて2週間後なので、そわそわドキドキ……いろんなことを考えてしまいます。時間とお金を使って成果が表れないと「何がいけないんだろう」「どうしてだろう」と自分を責めたくなります。悩む必要なんてないんですけどね、自分ではもうどうにもできないことなので。でも当事者はそうは思えずネガティブのドツボにハマります。わたしは「苦しい!」となったときには治療を一度休憩して一人旅に出ていました。そのあたりは夫は「好きにしたらいいよ」と言ってくれていたので助かりました。わたしが薬の副作用で辛い辛い言っていたからかもしれませんが。

 

お金も時間もかかります。わたしは20代のうちから治療をスタートしたので時間に余裕はあったのですが、やはり高齢出産の年齢の方々はそうはいかないでしょう。人工授精→体外受精へのステップアップも「○周期ダメだったらステップアップする」と覚悟を決めておいたほうが人生設計もしやすいのかなと思います。

 

人工授精について

 

ようやく本題です。

不妊検査を経て人工授精をすることになりました。

人工授精とは、内診によって排卵日を特定し、その前日に遠心分離し圧縮した高濃度の精子を子宮内に注入するというものです。その後は自然妊娠と同じプロセスで受精・着床します。そのため自然妊娠3-5%の確率に対し、人工授精5-10%という確率程度にしか上がりません。それでも確率があがるなら、と選択しました。

わたしは服薬と卵胞ホルモン注射でホルモンを補充し、排卵誘発剤を用いて排卵させる方針になりました。

 

生理開始5日あたりで受診し、子宮の様子をチェック。腫れ等異常がないことを確認します。卵胞ホルモンの筋肉注射をお尻に打ちます。腕でも構わないのですが、とてつもなく痛いのでお尻をおすすめします。痛くて痛くて毎度ベソをかいていました。そして1週間分程度の卵胞ホルモン剤を処方されます。概ね7日前後で人工授精するのでその前日に卵子が入っている卵胞の大きさをチェックします。規定以上であれば排卵誘発剤を打ち翌日決行になります。わたしはこのチェックで2回ほど大きさが足りず注射を打ってまた翌日卵胞チェック、その翌日に人工授精ということがありました。通院地獄です。

人工授精当日は、精液を専用の容器に採取し、保温バックに入れて持参します。クリニックによっては院内で採精できるところもあるみたいです。

提出したあと、精液を濃縮するために1時間程度待ちます。その後は内診台にあがり、ガバッとクスコで開かれカテーテルを通します。そして子宮内に濃縮された精子を注入します。痛みはないですが、カテーテルが違和感ありますね。1分静止したのち終了です。精液の成績レポートというものをいただきました。運動量・量等記されており、今回の質はどうだったのか把握できます。

人工授精後は黄体ホルモン剤を服薬し14日後に妊娠検査薬を試すというところで1周期が終わります。

 

この黄体ホルモン剤服薬期間がそわそわしますね。そして毎度真っ白の検査薬に打ちのめされ、泣き、再び生理開始5日以内に予約を取っていました。

 

ちなみに、

人工授精で妊娠することができる人は5回目までに90%の人が妊娠している

そうです。つまり、何の問題もなくただただタイミングが悪かった人たちや卵子精子の質が悪かった人たちは治療によって補助的機能の受けることで90%の人は妊娠が可能だそうです。

逆を返すと、卵子精子になんらかの問題がある、精子アレルギーあるいは殺してしまう体質、受精障害、着床障害などの因子を持っている人はいくら人工授精しても妊娠は不可能ということです。

これを初回で聞いていたのでわたしは5回目でやめようと、きっとそれまでには妊娠できるだろうと思っていました。

 

打ち砕かれましたが。

 

わたしは3周期連続で挑戦し、心が疲弊したので4ヶ月程度休みました。薬も抜きたかったので。しかしその間に無排卵を起こしまくり、不正出血だらだらで結局注射で生理を起こすことをしていました。薬が抜けない(笑)結局薬無く生活できたのは2020年2ヶ月だけでした。

その後2周期連続で挑戦したのですが、その間「あぁきっと無理だな」と悟ったので体外受精に考えをシフトしていきました。

 

ちなみにここまでで15万円程度かかっています。

 

こぼれ話

人工授精は女性不妊だけでなく、男性不妊の場合にも勧められます。EDや膣内射精不全、あとは精子の質が向上的に不良の場合。

夫の場合、5回中1回運動量0という時がありました。濃縮してもです。前月に高熱を出し数日寝込んだことが原因と考えられます。一度不妊検査でクリアしても、精子とて生き物。常に変わるんですね。その回わたしの卵胞は全回通して最高に大きくなっていたため、悔しくて夫に八つ当たりしました。責めてもどうにもならないのにね。

確率をあげるために、人工授精当日と翌日に性生活を持つことを勧めているクリニックもあるそうです。我々はしませんでしたが………(笑)

 

目に見えないし、自力ではどうにもならないって苦しいね。誰も責められないし!キー!

 

次の記事では体外受精について書いていきます。

ちょっと長くなりそうだから前後編に分けようかな。

 

不妊治療④に続く。

 

 

不妊治療②不妊検査

 

①で書き忘れていました。

今回の検査にも関連することなので書いておきます。

定期的に不正出血を起こすので定期的に婦人科に行っていたのですが、そのときに「妊娠希望しているのですが…」と相談してみたところ、「体温測ってきて。話はそれからだ」と体温表を渡されてただけで何の検査もしてもらえませんでした。えぇ世の中にはブライダルチェックなるものがあるのに、ここでは何もしてもらえないの?後々に知ったのですがそこの婦人科はピルを処方することに必死でその回転率で利益を出したい、だから不妊系の相談は時間がかかるため後回しにされるそうでした。どこの婦人科か知りたかったらこっそりdmください。

 

ちなみに基礎体温はガタガタでした。それはホルモンの影響でガタガタなのか、仕事がシフト制のため起床時間がバラバラの影響なのか、寝相が悪いため体温をガサゴソ探すためにちょっと動いてしまうからなのか原因はわかりませんでした。

 

夫の不妊検査

 

前回の続きです。

夫はネットで男性不妊専門の泌尿器科を見つけ、予約を取り検査に行きました。ちなみに男性不妊専門のクリニックは数が少なくなかなか予約は取れない状況でした。2ヶ月くらい待ったのかな?

 

検査内容はいたって簡単です。

病院内にある個室に入って、その中で精液を専用の容器に集め、それを提出するだけ。あとは問診視診触診。

個室の中にはテレビとビデオがあるそうです。

ビデオはいろんなフェチに刺さるようにジャンルは多様だったようで(笑)

あとは採血。基本的事項と感染症調べでした。

 

提出後2時間程度待ち、医師から検査結果を告げられます。

拡大された精子を共に見ながら運動率、量、形等を診ます。

 

結果、夫の精子には異常は見られず全て基準内でした。ただ、視診触診の結果、精索に軽度な異常があり、今後不妊治療を進めていく上で行き詰まった場合それを手術することで妊娠率はあがるだろうと告げられたそうです。今の段階ではそれが直接的な原因とは断定はできず。精子の質をあげるためのサプリメントを処方されて帰ってきました。

夫はほっとして帰ってきました。

 

採血では「中性脂肪高いですね〜(笑)」と不妊は関係のないことで煽られたそうです。m9

 

わたしのクリニック探し

 

となると、やはり原因はわたしにあるということになります。

そこの医師から提携しているART系のクリニックを紹介され、どこに通うか考えました。

 

当時のわたしは「とりあえず不妊検査だけできたらな〜いきなり人工授精とか体外受精とか難しいし、そこまでじゃないでしょ〜もしそうなったらそうなったとき考えればいいや〜」なんて超呑気でした。

各クリニックのHPを見比べ、わたしはドアtoドア1時間のクリニックを選択しました。

 

あの時のわたしに言ってあげたい。

なるべく近いところ、せめて30分で着くところにしろと……つわりのときに大変な目に遭うぞ……と(笑)

クリニック選びの時は絶対家から近いところを探すことをおすすめします!強く!!!!!

 

わたしの不妊検査

 

わたしの方のクリニックもなかなか予約が取れず、2週間は待ちました。仕事が休みの土曜日なんて全然予約枠はなく、平日に時間休をもらって行きました。

 

わたしの検査項目は以下の通りです。

・低温期ホルモン値測定(採血)

・高温期ホルモン値測定(採血)

・抗ミューラー管ホルモンAMH測定(採血)

クラミジア検査

・卵管造影検査(レントゲン)

・内診

 

生理中の低温期には卵胞ホルモン、排卵後の高温期には黄体ホルモンの値を調べます。保険対象。

それぞれの期間に出向きます。これだけで2回の通院。

 

抗ミューラー管ホルモンとは、卵巣内にどれだけの卵が残っているのか卵巣の予備機能を調べます。年齢相応の値が大まかに決まっていて、値が多すぎても少なすぎても不妊の原因になります。保険対象外。保険適用の診察や採血と同時には行えないのでこれだけで1回の通院。

 

クラミジア検査は、クラミジアに罹患していないか子宮頚がん検診のように綿棒みたいなものでグリグリされます。保険対象。わたしは初診の時に内診と共にやってもらえました。

 

卵管造影検査は、卵巣から飛び出してきた卵子が卵管を通って子宮に向かうのに、その卵管が詰まっていないか造影剤を流し、その様子をレントゲンとして映し出す検査です。

内診台にあがり、細いカテーテルを子宮口の奥まで挿入されます。そしてそのカテーテルをブッ刺したままレントゲン室まで歩く……レントゲン台に上がったら横になって造影剤を注入されます。その様子をリアルタイムで見ます。超絶痛かった。カテーテルが、今まで何の侵入も許していなかった子宮口の奥まで入れられていて違和感と痛みで気を失いそうでした。

保険対象(だった気がする)。卵管造影は行える期間が決まっていて生理後7-9日目だったと思います。病院によって違うのかもしれません。なので生理がきたらすぐ電話予約をしました。これだけで1回通院。予約取れないとまた来月予約挑戦してみてね〜ってさらっと言われて、💢になりました。

 

内診は婦人科検診と同様で、子宮の異変がないか等エコーで調べます。保険対象。わたしは初診でしてもらえました。

 

※わたしが受けた検査は以上ですが、症状や年齢によっては他の検査もあるようです。

 

検査結果

 

結果から話すと多嚢胞性卵巣症候群でした。

卵胞・黄体ホルモンどちらも基準内なのですが、卵胞ホルモンの方が圧倒的に少なく、AMHの数値も高めでした。

医師の例えによると、間引きされなかった葡萄とのこと(笑)

排卵か、あるいは排卵しても卵胞を育てる卵胞ホルモンが少ない影響で未成熟な卵子排卵されている可能性が高いようでした。

症候群は風邪症候群のように状態を表す言葉なので、「病気だ」とは思わなくてもいい、そういう傾向にあると思っていて大丈夫と励ましてもらいました。

卵管造影検査はクリア。クラミジアも大丈夫でした。

ちなみにクラミジア検査をパスしないと卵管造影ができないので、クラミジア罹患者はまず抗生剤で治療のち造影になります。造影検査の結果詰まっている場合、内視鏡手術で卵管を広げるそうです。

 

原因が判明して、自分に原因があることにちょっと悲しかったですが、でもはっきりしたし治療方針も定まったので前を進めた感があってよかったです。検査してよかった!

 

その後の治療方針

 

ホルモン値は服薬や注射で補えるとのことで、「どうする?タイミング法からやります?」と聞かれたのですが、不妊治療①の後半で述べた通りタイミングが作業になってしまい苦しかったので「初回から人工授精」でお願いしました。

夫も同意見でした。より確率が上がるのであればそっちがいいとのことです。

 

早めの検査を勧める理由

 

①で「なるべく早く検査を受けた方がいい」と述べましたが、その理由が少しは伝わりましたでしょうか。

まず予約が取れない。少子化って何やねんと思うほどに不妊に悩む方はたくさんいました。

次に女性の不妊検査は時期が分かれていて一気にできない。わたしは予定を詰めたので3ヶ月以内に終わりましたが、仕事の都合がつかない方は半年以上かかってしまうのではないでしょうか。

そして、見えないものに対してずっとモヤモヤするよりも検査で数値として見てすっきりした方が精神衛生上良いとわたしは思います。

 

早めに行こうね……歳は取るわよ……

 

次の不妊治療③の記事では人工授精について記していきたいと思います。

 

不妊治療③に続く。

 

不妊治療①それまでと自己流タイミング法

 

はじめに

はじめにこれだけは言わせてください。

 

将来子どもを望む男女はもちろんのこと、「未婚でいいかな〜」「まぁご縁があれば」程度に考えている人、「絶対未婚!!!」の人

みんな一回検査に行こう!

自分の身体の傾向、知っておこう!

 

特に妊娠を視野に入れている男女は1秒でも早く、籍を入れる前でもいいから病院で検査を受けましょう。

正常なら正常でいいんです。ラッキー!

不妊傾向のある人はこの受診につまづくと1年近くのロスが生じると考えてもらってかまわないです。

 

そして、

「妊娠を視野に入れている女性」ではなく「妊娠を視野に入れている男女」なので変なプライドを持たず、めんどくさがらず男性もいきましょうね。

 

夫婦の身体のこと

まず、妊活をする前の夫婦の体についてです。

 

わたし

・生理周期:14-35日

・初潮年齢:14歳

・性病罹患歴:無し(奇跡!w)

・婦人病罹患歴:多少の卵巣の腫れ程度

 

・性病罹患歴:不明(たぶん無し?)

・男性器機能不全:無し

 

わたしの生理周期について

学生時代はガタガタで排卵日周辺でよく出血してそのまま本来の生理が始まるときまで止まらない、なんてことはザラにありました。1ヶ月の半分以上生理用品と暮らす…大変。

成人してからはなんとなくそれらも落ち着いてきたかな程度でした。生理周期は長め。35日くらいで来ることが多かったです。

後々医師に言われたことなんですが、生理周期が長い人は排卵していない可能性が高いそうです。

 

わたしの女性器について

女性器自体は健康で内膜症や筋腫、のう腫などはありませんでした。不正出血が起きると結果卵巣が若干腫れているそうでしたが、特に治療なく「安静」とのことでした。

定期的にガン検診と性病検査にも通ってました。

風や水の仕事したことないけど、将来のため検査ちゃんとしてたんですよ。

 

排卵日予測を使った妊活

さて、本題です。

妊娠を望んでいたため、まずはオーソドックスなタイミング法から始めることにしました。

タイミング法とは排卵日を狙って性生活を行う方法です。

この頃はすぐにできるやろwなんて思っていました。まぁ誰しもがそう思いますよね。

 

方法は2種類試みました。

・ルナルナの排卵日予測を使ったタイミング法

排卵チェッカーを使ったタイミング法

 

まずはルナルナの排卵日予測を使ったタイミング法について。

(これを語るに妊娠のメカニズムを説明しないといけないのですが、長くなるので割愛しますね)

もともと生理周期が安定せず35日と長かったのもあっておおまかな目安として用いてました。

卵子の生存時間は24時間なのに対し、精子の生存日数は3日程度(だったかな)なので排卵日を中心に数日おきにタイミングをとります。

ダメでした。完膚なきまでにうんともすんとも、擦りもしませんでした。

3-4ヶ月挑戦しましたが、心が折れました。期間は長いけど実質受精期間は3-4日程度なので、厳しいですよね。

 

大学時代の友人も同じく不妊に悩んでいて「排卵チェッカー使っているよ!」と紹介してくれたのでわたしもそれを使うことにします。

 

次に排卵チェッカーを使ったタイミング法です。

 

第1類医薬品】 ドゥーテストLHII 12回分

 

これを使いました。お値段ちょっと張るけど…これで授かれるのなら…と。

使い方は簡単です。排卵日予測の1週間前くらいから毎日おしっこをかけて、線が濃くなってきたなと思ったらタイミングを取る!排卵チェッカーの仕組みも割愛します。気になる人はパッケージ見てみてね。

ただその頃神経質になってきて「昨日より線、濃くなってる…?」「今日がピーク…?」なんで検査薬と睨めっこ。

でもちゃんと排卵している(排卵しそう)ことが嬉しかったです。そのあたり肉眼じゃ全然確認できないので。安心材料でした。この頃は認識が甘かったなぁ…

しかしダメでした。擦りもせず。化学的流産も無く。心はズタボロです。どうして?排卵しているはずなのに…?と。このパターンもかすりもせずただただ時間だけが経過していました。これも3-4ヶ月試してみました。

 

お気づきかもしれませんが、この時点で半年以上経過しています。

生々しい話ですが、夫婦はタイミングを取るためだけにスキンシップを取るようになっていました。しかも数日おきに、確実に遂行せねばなりません。お互いにプレッシャーです。もともと夫との行為に良い印象が無いわたしにとってはだいぶ苦行でした。作業感が増し、「短時間で済ませてくれ」と願うばかりでした。夫婦で疲れてしまいました。どうしてだろう…何がダメなんだろう…見えないものと戦うことがこんなにも辛いのか。

 

夫からの提言

わたしは心を病み、仕事も休職しました。

妊活だけでなく、色々な出来事が重なってしまって「わたしはなんで生きているんだろう、結婚もしているんだろう」と、あの頃は本当にしんどかったです。

そんなとき夫から

「俺、検査に行ってくる。排卵しているっぽいし、それでダメだったら俺に原因あるでしょ。行ってくる」

夫を疑ったことがなかったわけではないのですが、自らクリニックを調べ受診する!と言ってくれたことがとても嬉しかったです。

 

ここから長い長い通院生活がはじまるのでした。

 

不妊治療②に続く。

吃りを和らげた魔法の「ネ」

 

生育歴に難アリ(家庭機能不全)

発達障害(ADHD)

に伴う二次障害(鬱)

によって社会人になってから特に吃りがひどくなりました。

(上記3つは精神科医太鼓判なので自称ではないです)

 

吃りの程度

メンタルの振り幅で吃りの程度が異なりました。

 

軽度:最初2文字を繰り返す

(例)これから→これこれから

 

中度:最初一単語を繰り返す

(例)これから→これからこれから

 

重度:一文字から次の言葉が言えない

(例)これから→こーーーーーーーー

 

日常会話は頻繁に軽度の吃りが起きます。

聞き取りづらくてごめんね。

仕事の会議等緊張する場面だと中度〜重度になります。

 

学生時代はさほど気にしていなかったのですが、社会人以降に二次障害を拗らせまして、鬱による語彙力低下が起き、それを自認することで自分に緊張の拍車をかけていたんですよね。困ったもんだ。

 

先輩の真似っこで軽減

 

日常会話に支障をきたすようになってから、どうしたもんかなと困っていました。

ちょうどその時、職場の1年先輩の話し方が独特でよく耳にするうちに自然と真似るようになったのです。

その独特な話し方とは、文節の「ネ」を間に入れて話す、というものでした。国語の文法の授業で習うアレです。「ネ」入れてスラッシュで文節分けするやつ。

 

先輩は西の方出身で、東京で勤めるとなると「訛りたくない!」との思いがあって、訛らないようにするために合間合間に「ネ」を入れていたんですね。

「ネ」を入れるたびに一呼吸置けるらしく、訛りにかかったそうです。

東京民の聞き手としてはだいぶ馴れ馴れしいなとも思いますが、先輩のキャラクターに合っていたので誰も咎めませんでした。

そんな先輩と毎日お話しているうちに、わたしもその喋り方がうつってしまって(笑)

 

するとなんということでしょう。

重度吃りがなくなったじゃありませんか。

 

効能

語彙力が低下していたわたしは、頭の中で考えていた文章を一気に一呼吸で話そうとしていました。

それが逆効果となり焦りとなり、吃ることでさらに緊張を増してしまう、という悪循環。

 

しかし、先輩の話し方を真似ることによって、文節ごとに一呼吸置くことができ、話すことも少しは整理できるようになりました。一気に一呼吸で話さなくなったことで、すーーーっと息を吐きながらそれに合わせて言葉を発するイメージのもと発言できるようにもなってきました。

 

鬱のピークのときよりは語彙力は戻ってきましたが、気持ちの波や気象条件(低気圧・日照時間の減少)により中度の吃りが未だに出ます。

そんな時は「ネ」を入れて話すことで呼吸を意識して軽度程度に抑えられているんじゃないかなって思います。

 

家族や友人とのお喋り程度だと中度の吃り頻発しているな、とは思います。聞き取りにくいし、醜くてごめんね。

 

こうすると吃り軽減したよ!っていう方法があったら是非教えてください(   ᷇࿀ ᷆  )

 

 

人んちのお金のやりくりって気にならない?

わたしはちょっとだけなる。

 

ということで生々しいお金の話をしたいと思います。

20後半から結婚ラッシュがあり、友人や同僚たちと家計のやりくりについてよく話していたなって思い出しました。

何の参考になるか分からないけれど、我が家の家計をざっくりご紹介します。

 

夫婦のスペック

・わたし

正規社員

ボーナス4.2ヶ月分

 

・旦那さん

正規社員

たまに寸志

 

・持ち家(ローン35年)

・車無し

・子無し

 

家計内訳

基本的には同じくらいの額をに納めるように調整しています。

 

・わたし

住宅ローン返済+αとしてまとまったお金を入金

 

・旦那さん

食費

光熱費

貯金

 

以上が両者同じくらいの額です。

残った分は自分のお小遣いにしています。

 

わたしが納めている住宅ローン返済分は非常時の貯金も兼ねていて毎月ちょっとずつ貯まるようにはなっています。なるべく手をつけないようにして、いずれ育休中に収入が減ったときに住宅ローン返済に充てるように、とは考えています。

車購入も近々予定していますが、住宅ローンとまとめてもらうつもりではいます。納める額は変わりません。十分賄える程納めてます。

 

旦那さんの方の貯金は、手をつけても良い貯金でそこから家電を買ったり外食時に使ったりしています。

 

わたしは年2回ボーナスが出るのですが、そのうち2/3をローン返済に充て、あとはお小遣いにして良いことになってます。

 

✌︎('ω')✌︎いえい

 

だからせめてと思ってシャンプーリンスなどの共有する日用品はわたしが買っていることもあります。

 

やりくりの中でやめたこと

共有財布を用意して、お互い給料が出たら5000円ずつそこに納めて、外食費はそこから出すというもの。

2人とも給料日は違うし、足りなくなるし、なぁなぁになるので自然消滅しました。

 

よく耳にする話

冒頭で述べた通り、友人たちの家計やりくりでよく聞く話が、家賃・光熱費・食費・雑費を全て月末に計算して割り勘するということをしているようで…

めんどくさくない?(笑)

 

おわりに

家計の話をするにあたって住宅購入の話も絡んでくると思うので、いずれブログにまとめたいと思いますね。

 

 

 

ようやく、

ようやく重い腰をあげてブログを開設しました。

Twitter140文字ではまとめきれない、
でもみんなには共有したい事柄をここに書いていけたらなと思います。

本当は3年前くらいからブログやりたかったんだけど、
いかんせんめんどくさがりなんでね
書きたいことは山ほどあるので、少しずつ投稿していきます。